つがる通信19 『斜陽館ほか』 [あおもり]
斜陽館にて
格子好きです。
思えば、斜陽館に来るのは多分3回目。はじめて来たときは旅館でした。
2回目に来たときは喫茶店でした。今回は記念館になってました。
囲炉裏や土間や昔のお風呂の形跡も残されていました。
蔵の前のひんやりした空気も好きです。
襖や壁紙も見ごたえがありました。
この襖絵には相方が歓声をあげていました。太宰のコートを着られるところもあって試着、記念撮影もしました。
2階の洋室に上がる階段のあたりは、一回目に来たときとほとんど変わっていませんでしたのでそのときの写真を載せます。
特に、階段の木目が全く同じだったのが感慨深かったです。階段に座っているのははじめて斜陽館に来たときの私です。写真左上の絵と右下の木のつい立ては片付けられていました。
畏れ多くも、太宰の「津軽」の口絵にあった地図を真似て、今回の旅程を書いてみました。
金木町が五所川原市になっていたり、外ヶ浜が市になっていたりしていたのはびっくりでした。
蟹田は通っただけですが、祖母は昔、良く蟹田の海の話をしていたことを思い出します。
そのせいか、「渚にまつわるエ○セトラ」のサビの部分は、ずっと
♪蟹田へ行こう~
と聞こえてました。
さすが陽水、と思っていたら、本当の歌詞は「カニ食べ行こう」でした。
叔母の家はもう冬支度がされたころだろうか、私が行った10月はじめは、紅葉してました。
太陽の弱い光と、秋になってしまって半分ドライフラワーのようにひっそりと佇むあじさい。つばきやマユミの実、シュウメイギク、斑入りのバラなどが、年月を経た蔵の壁に馴染んで、小さく柔らかく色づいていました。
廊下にあったドライフラワーのあじさい。外で花をつけているあじさいと、とても境目があいまいな存在に思えました。
あけぼのの車窓の風景を並べて、今回のつがる通信とします。
私が乗ったのはB個室寝台の上段で、海とは反対側でした。
明け方、目を覚ましたとき、5秒くらいのシャッタースピードで撮ってみたもの。
夜中、たまにどこかの駅に停車しているのもまた風情がありました。
上段はパノラマの窓で、眺めがいいです!
明け方から9時すぎの到着まではずっと景色を楽しめます。
2008秋のつがる通信 完
格子好きです。
思えば、斜陽館に来るのは多分3回目。はじめて来たときは旅館でした。
2回目に来たときは喫茶店でした。今回は記念館になってました。
囲炉裏や土間や昔のお風呂の形跡も残されていました。
蔵の前のひんやりした空気も好きです。
襖や壁紙も見ごたえがありました。
この襖絵には相方が歓声をあげていました。太宰のコートを着られるところもあって試着、記念撮影もしました。
2階の洋室に上がる階段のあたりは、一回目に来たときとほとんど変わっていませんでしたのでそのときの写真を載せます。
特に、階段の木目が全く同じだったのが感慨深かったです。階段に座っているのははじめて斜陽館に来たときの私です。写真左上の絵と右下の木のつい立ては片付けられていました。
畏れ多くも、太宰の「津軽」の口絵にあった地図を真似て、今回の旅程を書いてみました。
金木町が五所川原市になっていたり、外ヶ浜が市になっていたりしていたのはびっくりでした。
蟹田は通っただけですが、祖母は昔、良く蟹田の海の話をしていたことを思い出します。
そのせいか、「渚にまつわるエ○セトラ」のサビの部分は、ずっと
♪蟹田へ行こう~
と聞こえてました。
さすが陽水、と思っていたら、本当の歌詞は「カニ食べ行こう」でした。
叔母の家はもう冬支度がされたころだろうか、私が行った10月はじめは、紅葉してました。
太陽の弱い光と、秋になってしまって半分ドライフラワーのようにひっそりと佇むあじさい。つばきやマユミの実、シュウメイギク、斑入りのバラなどが、年月を経た蔵の壁に馴染んで、小さく柔らかく色づいていました。
廊下にあったドライフラワーのあじさい。外で花をつけているあじさいと、とても境目があいまいな存在に思えました。
あけぼのの車窓の風景を並べて、今回のつがる通信とします。
私が乗ったのはB個室寝台の上段で、海とは反対側でした。
明け方、目を覚ましたとき、5秒くらいのシャッタースピードで撮ってみたもの。
夜中、たまにどこかの駅に停車しているのもまた風情がありました。
上段はパノラマの窓で、眺めがいいです!
明け方から9時すぎの到着まではずっと景色を楽しめます。
2008秋のつがる通信 完
2008-11-16 17:48
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コメント(28)
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寝台車の旅、いいですね。窓が大きい。
斜陽館はずっとその建物を大事に残して受け継がれているんですね。
階段の女の子が可愛い。
by penpen (2008-11-16 21:55)
■penpenさん、
階段の女児は私です〜
by asahama (2008-11-16 21:56)
ホント素敵な旅ですね☆
格子の感じ、お見事です♪
by お茶屋 (2008-11-16 22:49)
太宰治の斜陽館、旅館は知っていましたが、喫茶店に変わったとは知りませんでした。
今は、記念館ですか、行ってみたいな!
カワイイ子が、asahamaさんとは・・・,(*_*) 今もカワイイね。
by せつこ (2008-11-16 22:55)
寝台列車で行きたいです。
旅=オートバイ、なものですから、列車の旅にとても憧れています。
パノラマの窓からの眺めはいいですねー。覚えておこう。乗るなら上段。
by HEIJI (2008-11-16 23:25)
斜陽間、、、時代の流れが、、、哀れで、、、でも、のこされているのがイイ。
あけぼのの窓から見る景色も素適、、、乗ってみたいですね。
by ハギマシコ (2008-11-17 00:56)
おはようございます^^
斜陽館が旅館→喫茶店→記念館・・・人手不足か客不足か・・・^^
小さい頃にお写真を撮られたということは、その頃は旅館に泊まられたのですかしらね~^^
津軽方面わたくしなど、まだ一度も行ったことがありません・・・青森といえば雨の十和田湖の思い出だけ(--;
夜行列車・・・良いですね旅情があります。
by mimimomo (2008-11-17 04:56)
おはようございます。
あの斜陽館が記念館ですか!!
30数年前に蒸気機関車を撮りに行った帰りに寄りました。
寝台列車の旅も30数年してません!!
by BPノスタルジックカーショー (2008-11-17 05:09)
ってことは、木目を覚えてらしたのですね、こんな小さな子なのに。
ははは・・・「♪蟹田へ行こう~」ですか。蟹田を知っている人の方が圧倒的に少ないと思うのですが。
asahamaさんの旅程は国防上大丈夫でしょうか(笑)。
by キタノオドリコ (2008-11-17 07:14)
何回か行かれたのでは見つくしてしまいますね。
地図のあたりは私も行き、泊まりもしました。のどかでいい所でした。
by 旅爺さん (2008-11-17 07:18)
斜陽館の床、ぴかぴかですね!
うつくしい写真がいっぱいで楽しかったです^^
by ゴーパ1号 (2008-11-17 10:02)
とてもいい感じと思って見た写真は、
幼いasahama さんでしたか^^
こんな風に訪ねるふる里、良いですね^^
by ミヤ (2008-11-17 10:55)
いい写真ですね。白黒じゃないのですね。そりゃそうか。
襖絵は私もちょっと惹かれるいい絵ですね。
ご挨拶程度にトラックバックもしてみました。
by 春分 (2008-11-17 12:00)
開放感がありますね。
by tanaka-ma3 (2008-11-17 12:38)
斜陽館、一度行きたいと思いながら・・・まだ行けてない!
(いつでも行けると思っているせいか・・・。
こうやって見せてもらって、岩木山から意外と近いのかなぁ?と思ったり。
いわき荘には年に何度か行くんですが、それ以上時間がかかる所へは
なかなか行かなくって。
そういえば、旅館だったんですよね。記念館になったと、聞いてからも
数年たっているかなぁー。
せめて、喫茶店の時にいきたかったなー"^_^"
by ムーミン (2008-11-17 13:14)
斜陽になるまえの津軽は大変繁栄していたようですね。。。
by 袋田の住職 (2008-11-17 13:24)
こんばんは
寝台車の旅、斜陽館、階段に座った少女、遠い日から蘇る記憶。素敵な記事を
ありがとうございます。
by mwainfo (2008-11-17 18:43)
斜陽館、この雰囲気がすごくいいですね!
by sasasa (2008-11-17 23:35)
手入れのしっかり行き届いた古い民家というのは、ホントに良いですね。ここに座っているだけで落ち着くようです。階段にちょこんと座ったasahamaさん、今回は白黒ではありませんね^^;。地図の筆致も良い感じです。
by sakamono (2008-11-17 23:43)
寝台車での里帰り 素晴らしい旅でしたね
斜陽館同じ場所に3回、毎回違う使われ方になっているのも
なんだか趣き深いですね
かわいい写真 面影ありますね~
国防上の但書きつき地図で北の大地を想像するのは
すごく楽しい♪
叔母さんのお宅のショットも気になります
by mi87 (2008-11-18 20:22)
津軽は本格的な冬に突入しました。朝は積もっていませんでしたが
10時頃になると10cm積もってしまいました。
真冬の津軽も経験してみて下さい
by 奥津軽 (2008-11-19 15:17)
天才子役かと思いましたよ〜
by momoe (2008-11-20 00:22)
私も斜陽館は行ったことがないんですよ。
毎年、頭をかすめるのですが、平坦なところは・・・まだ、この先いける!と思うと・・・
先ずは山方面へと足が向いてしまします。
この前、息子に・・・帰省するときは「蒸気機関車だったんだよ~」と言ったら・・・
信じてもらえませんでしたが・・・本当にそんな時代。
いろんな思い出がある帰省列車です。
by こぎん (2008-11-20 08:09)
斜陽館、行ってみたくなりましたー
すてきですね。。。
写真のasahamaさんカワイイ♪
by さちこ (2008-11-23 12:08)
昔の建物にはどことなく品があるような気がします♪
日本の文化はまだまだ残していって欲しいですよね。
田舎ののどかな風景、心が和みます^^
by DANNER (2008-11-23 15:56)
地図、いいですね。
車窓の風景も素敵です。
by ちゃっぴー (2008-11-24 14:07)
何だか太宰治の気分を味わえそうですね
太宰のコートを着て試着というのが面白そうです
by ながつき (2008-11-26 22:47)
再来週、あけぼので黒石に行くことになりそうです♪
by 地下木 (2008-12-04 00:01)