そら [あさがや]
今の住みかに移る前、阿佐谷北のアパートに住んでいました。
狭めの6畳1K。南西向きの部屋の更に南西の一角に置いたベッドの上からの、雲が流れていく眺めが大好きでした。
阿佐谷の空は狭いです。でも狭い路地をぬって、ケヤキ並木をぬって、のぞく青空や雲は、フレームのある絵のようで、阿佐谷にすっかり長居しています。
少し前に知ったことですが、
近々、近所に高層の建物群が立つことになっています。
もちろん空を独り占めしたいわけでもないけど、今までのような空の姿でなくなることの寂しさと、阿佐谷のはずれに引っ越して来てはや3年、小さな愛着がいっぱいできてしまって。
前のアパートを引きはらうときも、雑然とした部屋、窓からの眺めなどを随分と写真に撮ったなぁ~と思い出します。
それから何よりも心配なのは、実は、ウグイス藪の行く末なのです。
3年ほどにわたる工事のあとはどうなってしまうのだろう?!ウグイス藪は残ると聞いているけど、藪自体がなくなってしまわないか。。。
夕刻、父親ほどの年齢の近所の男性と立ち話。
「このあたりはこどものころは一面田んぼだったんだから」。
自分はこのあたりに最近越してきて何も言えたことではないけど、見沼田んぼで育ったから、その話、とても良くわかる!!
・・・一本でも多く、木が残るといいなぁ!
久しぶりに快晴!! [あさがや]
きょうは久しぶりに快晴!
青空を背景にクレマチス。
クレマチスはつる植物で、葉っぱの手前の「葉枝」をいろいろなところにまきつけて伸びていきます。
これは先端に近い新芽。
なんだか話しだしそう?おどりだしそう??それとも紫外線が強い?
白いクレマチスはおしとやかなかんじです。
花が終わったあとのもの。
スズメたちのヒナはずいぶん遠出をしているようです。たまに電柱に戻ってきているようですが、昨日よりしっかりしてきました。鳴き声がまだ幼いですが、親鳥はもういないようだし(←多分)、早くも、もうそろそろ巣立ちなんですね。
「何か?!」と言っているかんじ。
そして、ベランダにはまだ四つ葉の黒クローバーがあります。
スズメたちの幸運を祈って。
!?!、巣立ち!? [あさがや]
朝起きたのは7時10分。いつもより寝覚めが悪い。
ゆっくり起き上がると、いつもとは少し違った気配がしました。いつものスズメのヒナの鳴き声・・・??
ベランダに出てみると・・・
*・|『・、#$%&・・・! (←翻訳=あ、あれはもしかして・・・!)
うしろ姿・・・。
胸の白い羽毛はふくふくです。かわいいですね・・・。電柱スズメのヒナ!
トランスの上や
電柱から伸びる電線に、ぽつんとつかまっている姿が。。。
今日はじめて会った、おはよう!
雨どい、屋根の上、電線、至るところにつかまって、幼い声で鳴いています。
きのうまで、親鳥にごはんをもらっていたときのぬくもり。
私がざっと見た感じでは4羽ではないかと思います。一生懸命羽ばたいて飛ぶ練習をしていました。兄弟同士で、会話?
ちょっとじゃれ合っているようすも見ました。
まだまだ不慣れなこと、不安なこともたくさんあるのでしょう。でも・・・
『それっ。』
※勤め人のつらさ。後ろ髪を引かれながら切りあげて職場にでかけました。
スズメはこのあとすぐに巣立ってしまうのでしょうか?それとも何日かは飛ぶ練習かな?
職場にでかけるとき見たら、電柱の真下のあたりの道路をトコトコと歩いたり、そこから羽ばたきはじめたりしているヒナも・・・。
きょうは生ゴミの日だし、カラスには気をつけなくちゃならんよ!猫って生きものもいるからね!車にも気をつけて・・・。
電柱スズメ [あさがや]
私は、「眺めはいい」というところがまぁ気に入って、今の住みかを選んだのですが、ベランダからの視界の片隅に入ってしまうこの電柱が、なんだかやぼったいな・・・と思っていました。
ところが、去年から、スズメが営巣していることに気づき、今年はメジロやツバメも電線に止まっていたりして、すっかり面白くなってしまいました。
朝からヒナの元気な声が、ベランダはもちろん、寝室にも、パソコン部屋にも、トイレにも!届きます。ヒナの姿は全く見えませんが、大きくなって活発的なのか、ひっきりなしに鳴いています。親鳥はせっせと餌を運んでいます。親鳥は、戻ってきても直接は巣に入らず、一回どこかに止まって様子を伺ってから?巣の中に入ることに、最近気づきました。
餌を嘴に。北側(うちのベランダのほう)をじっと見る。★②の地点。
!? こっちからも見る。★①の地点。
そして、いよいよ玄関をじっと見る。
玄関につかまってちょっと見る。
中に入ってきました。この瞬間、ヒナの声が高くなります。
こんな情景を何度となく繰り返していると・・・
オナガが現れました。
「こんにちは★」
・・・即座に、この訪問者は、電柱スズメ夫妻に追い払われてしまいました。
近所でも、電柱に巣づくりしているスズメはけっこういるようです。
これは阿佐谷地方だけのことなのでしょうか?
水玉の大きさの [あさがや]
朝露も大好きだけれど、激しい夕立のあとの雫。夕暮れの弱い光を潜ませています。
これは洗濯物のうえ。
とことこ・・・と歩く。
そして・・・
夕陽に向かって翔ぶ!!
明日は金曜日!がんばろう。
つばめ通り [あさがや]
旧中杉通りにて。きれいなアザミだな~と写真を撮っていたら・・・
商店街が建ち並ぶこの通りは、車はあまり通りませんが(一方通行かな?)、目線のところを目にも止まらぬ速さでかけぬけていくものがいます。歩行者の間をすり抜けるように飛び回っています。
クリーニング屋の軒下を間借りしているツバメでした。
巣の中には1、2、3・・・4羽のヒナがいました。でもなんだかもうそろそろ巣立ちっぽい顔立ちです。
ぎゅうぎゅう。
羽根をのばすのも大変。
でもまだ親鳥が巣に来るといっせいに元気に口を開けていました。残念ながらピンぼけ・・・。
また、この通り沿いには生き物の中継点になるようにと至るところに水鉢が置いてあります。
黒いメダカが泳いでました。
オリーブの蕾もありました。うちのオリーブはまだまったく蕾をつけません。。。いつの日かこうなるのを楽しみに。
ベランダから鳥々 [あさがや]
電線に訪れる鳥々。
電線に止まるのはスズメだけかと思ってましたが、まずメジロ。電線が太く見えます。
ツバメのシルエット。身づくろい中。
ヒヨドリ。画面下に注目。小さくツバメが飛んでいます。
つぅっと画面左上にツバメが通り過ぎました。
「速いなぁ~・・・」
電信柱に巣作りをするスズメ。なんだかコンクリートジャングルに暮らすスズメという印象。逞しく見えます。
足はしっかりとボルト(?)につかまっています。
しろい花2 [あさがや]
しろい花はこざっぱりとして真新しいかんじがします。
おろしたてのシーツみたいなぱきっと折り目正しい佇まい。
ウグイス藪沿いの小道の脇にひっそりと。
この花はなんと言う花なのでしょうか。
花開いたようす。白は光を集めますね。
シロヤマブキ。これも真新しく、造花みたいな完成度。特に葉っぱが良くできている。
ここからはベランダのしろい花。
今年第一号のクレマチス。開きかけた花の中にかすかに朝陽をたたえています。
カスミソウ。実際は直径5ミリほどの小さな小さな花。
苺の花。それなりに次々と咲き、蜂たちも頻繁に訪れていますが、実りはまだです。
けっこう大きめな花なので、収穫を楽しみにしています。
ウグイス藪 [あさがや]
ウグイス藪のそばで出会った猫。
最近早起きです。早寝を心がけているせいもありますが、もうひとつ、毎朝ウグイスが鳴いているというのがあります。
周りに高い建物がないせいか、けっこう余韻のある、朝のしん・・・とした空気に潤いのある声を響かせてくれているのです。
食卓から見えるウグイス藪の一角。
この藪から二羽のウグイスのオスの鳴き声がきこえてきたこともあります。
彼らは、自分のお嫁さんを探して鳴いているのでしょうが、人間の私がいつもその声を楽しみにして、まだ見ぬその姿に思いを馳せ「一目、姿を見たいな!」と思っているのが少しおかしくもあり・・・。
そして耳を済ませると、スズメのさえずり、カラスのざわめきや新聞配達のバイクの音、どこかのうちで網戸を開ける音など、一日のはじまりの音がきこえてきます。
実はそのようすを録音したのですが、残念ながらどうしてもブログに載せられる形式(MP4)に変換できないでいます。
うっそうとしたウグイス藪。実は区立公園だったりして・・・。立ち入れないようになってるし、ゴミの不法投棄もけっこう目立つし、とてもじゃないけど藪にしか見えない。でも、だからこそこんなに野鳥がいるのでしょう。最近はお気に入りの場所です。
以下、きょう偶然辞書で見つけたことば。なんだか妙に素朴な気分になりました。
やぶうぐいす ―うぐひす 4 【▼藪▼鶯】 藪にいる鶯。 (三省堂「大辞林 第二版」より)